大腸内視鏡検査体験記「大腸内視鏡検査に行ってきました。」

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男51歳!人生初めての大腸内視鏡検査に行ってきました。

今年おこなわれた健康診断で、二日目の検便が「便潜血 1+」と診断されてしまいました。中性脂肪が気になりだした50歳のとある夏の日から、しばらくお酒を断っていたので封筒を開けた時「精密検査のご案内」が入っていた時はショックでした。

「ガビーン!酒やめてたのに!何がだめだったんだ?」

ドキドキしながら精密検査のご案内を見てみるとお酒とはあまり関係なさそうな「便潜血」でのヒットでした。

「便潜血反応 精密検査を必要とします。便潜血陽性反応のため精密検査は大腸内視鏡検査をお勧めします。主治医または専門医(消化器科)にご相談ください。」

便潜血….精密検査….

言われてみればトイレットペーパーに血が付くような事は何度かあったんですが、いつの間にか治っているので(切れ痔かな?)あまり気にしていませんでした。(それも問題ですけどね….)

精密検査なんて言われるととってもチキンなわたくし、すぐにネットで「便潜血」を検索です。

便潜血に関する情報をいろいろなサイトで閲覧しましたが、結局は大腸内視鏡検査をしてみないと原因はわからないとの事….

「マジか….怖ぇ!怖ぇよ!ケツからカメラ入れるなんて….」

とってもチキンなわたくし速攻その日のうちに家から徒歩10分くらいにある、本厚木で大腸内視鏡検査ができる病院を予約です。

予約時に「大腸内視鏡検査を受ける2週間前に一度診察を受けてください」との事でしたのでとってもチキンなわたくし、翌日会社を早退し即受診です。

先生から「検査自体は痛くもなんともなく終わりますがそこまでの準備の方が大変です。」などの説明を受けます。

その後、看護師さんにより採血をし、検査前までにやらなければいけない事の説明を受け、その日は終了です。

「なぬっ!検査は痛くない?ケツからカメラ入れて腸のなかゴソゴソされるのに?痛くないだと!」

とってもチキンなわたくし、なんかイメージと違います。検査道具を見たことないのでなんとも言えませんがお尻からカメラを入れるのに痛くない?

「そんなバナナ….」

検査までの間、とってもチキンなわたくし、大腸内視鏡検査を受けた事がある人に検査状況を聞きまくりました。(聞きまくったと言ってもまわりに3人しかいなかったので3人だけですが….)

「痛いよ~!」とか「きついよ~」とか「ゴソゴソしますよ」とか「オシュレット必須です」とかいろいろ脅されました。

「そうだよな….ケツからカメラ入れるのに痛くない訳ないよな….」
「麻酔はすんのかな?ケツに麻酔?」
「この病院でよかったのかな….」
「怖ぇ….怖ぇよ!」

とってもチキンなわたくし、検査までにいろいろ考えてしまいます。

でも安心してください!結果から先に言いますが

「本当に痛くないんです!!」

なぜなら鎮静剤で寝てる間に検査が終わってしまったからです。

検査前、ベットに横たわりドキドキしていると、検査前に確保しておいた点滴ルート?から腕に鎮静剤を投与されます。投与される直前、看護師さんに尋ねます。

わたくし
「検査してるときの映像って見えるんですか?」
看護師さん 
「寝てる間に終わりますから」
わたくし
「えっ?そんなすぐ寝れるもんなんすか?」
看護師さん
「10数えてみてください」
わたくし
「マジっすか!」

わたくし声に出さずに10数えます。(1・2・3・4・5・6….)

「あっ、なんかくらくらしてきた….」

と看護師さんに言った記憶を最後に寝てしまったようで起こされた時には検査が終了していました。

多少の痛みを覚悟していたので拍子抜けしてしまいました。

安心してください!

「本当に痛みゼロなんです。」

こんな事言っちゃなんですが何されていたのかすらわかりません!

なので検査している時の体験記と言いながら検査中の体験記は書きようがありません。起こされてから多少「ぼー」っとはしてましたけどね。鎮静剤によるものかと思われます。その後はゆっくり休んでから診察結果を聞いて終了です。検査結果も問題ありませんでした。次回は10年後でいいそうです。

ちなみに今回受けた病院の検査は「水浸法」と言う方法で行われたようです。

診察と検査と薬にかかった金額は1万円弱でした。ポリープなどがあって切除した場合は手術となるので金額が上がるそうですが、わたくしは問題なかったので1万円弱(3割負担)で済みました。

ただし!先生の言った通り検査までの準備はけっこう大変でした。

お尻からカメラを入れるので、検査前に下剤と腸菅洗浄液を使って腸の中を綺麗にしておかなければなりません。

勝負は検査日3日前からはじまります。まずは食事です。病院から配られた「大腸内視鏡検査準備表」に「検査3日前から繊維の多いもの、消化の悪いものは避けてください。」と書いてあります。食べていい物、悪い物は配られたチラシに記載されています。

なんでもギリギリまで何もしないわたくし、てっきり1日前からの食事制限かと思い普通に食べてしまってました。

検査前日から水分を摂取する以外、何も食べませんでした。もともと平日のみゆる~い1日1食生活(夕飯のみ)をしてるんで1日食べなくても全然平気なんです。

検査前日、午後9時、いよいよ検査へ向けて一発目のお薬、下剤をいただきます。

下剤(ピスコルファート)1本(10ml)をコップ1杯(200ml)以上の水にとかしてやっつけます。味はないっすね。強いて言うならばほんのり甘い感じですかね。ほぼ無味無臭です。

この下剤は即効性は無いようで次の日に効果が現れるとの事でした。その日は排便する事なく就寝しました。

検査当日

朝5時ごろ、1回目のトイレに行きました。これはいつもの排便かと思われます。下剤の効果があったのかどうかはわかりません。

検査を受けるにあたり排便の様子を12時に病院へ連絡しなければならないのでそれに合わせて腸菅洗浄剤を飲んでいきます。便が残ってたら正確な検査ができませんからね。

9:00
9:30からの戦いに合わせて腸菅洗浄液を作ります。

そんな相棒の名前は「モピブレップ」水と混ぜて使います。水を2ℓ用意しておかなければなりません。作り方は説明書みればわかるし、なんなら動画もあったりします。とても親切です。水は浄水器を通した水道水で作りました。冷やしておいた方が飲みやすいそうですがわたくしは常温でいただく事にしました。

ここからは時系列でお届けします。あらかじめ病院から指示された時間で飲んでいきます。

9:30 投与開始です。(投与っても自分で飲むんですけど)
9:30 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
9:40 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
9:50 1杯(水)を2回に分けて飲みます。

説明書きには「1杯(180ml)約10~15分で、お飲みください。」と書いてありますが、よく説明書を読んでなかったので、1杯を2回に分けてグビグビと飲んでしまいました。そりゃぁもうビールを飲むようにグビグビと飲んでやりました。(皆様は説明書通りにゆっくりお飲みください)ちょっと梅の味がついています。梅サワーの炭酸抜きみたいな感じでしょうか。(そりゃ焼酎の梅割りだろ!)

飲んですぐなので当然ながらまだ何のアクションも起きませんが一応トイレで座ってみるとガス(おなら)と一緒に少しお通じがでました。(2回目)

10:00 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
10:10 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
10:20 1杯(水)2回に分けて飲みます。ここで錠剤「ガスコン」3錠も一緒に飲みます。

ガスコンの効果としては「胃腸管内の小さなガスを合体させ体外へ排泄させやすくする作用があり、胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善、胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去、腹部X線検査時における腸内ガスの駆除に用いられます。」となっています。

ようするに検査しやすくする為に飲むって事のようですね。ここで腸の動きを活発化させる為に「くねくね」とわけのわからんダンスを踊ります。頭の中に「メン・ウィズ・アウトハッツ」の「セフティーダンス」が流れています。決めのポーズもやります。80’s洋楽のヒット曲です。

そしてまたトイレで座ってみました。これまたガス(おなら)と一緒にカスのようなお通じがありました。まだまだ本稼働ではないようです。この辺で「ほんとに出んのかな?」とってもチキンなわたくし、ちょっとだけ不安になります。(3回目)

10:30 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
10:40 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。
10:50 1杯(水)を2回に分けて飲みます。

ここからドンドコドンドコと波が襲ってきます。
襲ってくるなんて書きましたが普通に便意を催すくらいな感じです。

排便状態は「泥状態(4回目)→カスが有る(5回目)→カスが有る(6回目)」と約4分間隔で3回トイレへ行きました。

11:05 1杯(モピブレップ)を2回に分けて飲みます。

2杯目を飲もうとしたあたりから完全にフェスティバルが始まりました!
11:10頃から約40分の間に計9回トイレへ行く事となりました。
トイレに「入っては出て入っては出ての繰り返し」です。(7回目~15回目)

この間マンガでも読みながら「ずっとトイレに座ってれば良かったのかも?」と後から思いましたが、なにせ初めての経験だったので勝手がわかりませんでした。

この回ではほとんどの便が水だけの透明黄色となりました。

こんな時、自宅トイレのをウォシュレットは故障中….お尻をトイレットペーパーで拭きすぎてお尻ヒリヒリです。

12:00 病院に電話します。電話すると病院の方から便の状態を聞かれ「透明黄色」になりましたと伝えると12時40分頃までに来てくださいとの指示がありました。

12:20 家を出て徒歩で病院を目指します。病院までの道のりは歩いて約10分です。

12:25 歩いていたら腸が活発化してしまったのかまた波が襲ってきました。病院まで我慢できなくもなさそうだったんですが、51歳にしておしりから実弾が飛び出てしまったら大変です。本厚木ミロードのトイレを拝借し、一大事を回避しました。(16回目)

トイレはラッキーな事にオシュレット!お尻を綺麗に洗わせてもらいました。でも拭くときはヒリヒリです….

12:40 病院到着 受付をすませるとまた波が….・
12:50 トイレへと駆け込みます。(17回目)

このトイレが検査前、最後のトイレとなりました。

結局、検査前に合計17回トイレへ行く事となりました。

検査してもらった病院では、家での下剤、腸管洗浄剤の投与が不安な人用に腸管洗浄剤を飲むスペースがありました。とっても安心です。

下剤と腸管洗浄剤により、体の中に残ってる食べ物が全部なくなり、体重が激減するかと思いきや「1.5㎏」くらいしか体重減りませんでしたね。まぁ前日から食べてないしね。

検査後には波が襲ってきてトイレに行くような事がありませんでした。

とまぁそんなこんなで初めての内視鏡検査は無事終了しました。

何もなくても50歳になったら一度やっておいたほうがいいみたいですね。そこで何もなければ次回は10年後でいいそうです。

まとめ
・検査自体は鎮静剤で眠っている間に終わるので痛くも痒くもない。(病院にもよるでしょう)
・検査前の腸管洗浄剤を飲んでからはけっこう大変。
・金額は検査だけなら1万円弱。(3割負担)
・トイレが近くにあれば安心です。
・オシュレットがあった方がおしりには優しいかと思われます。
・トイレットペーパーはおしりにやさしい柔らかいものがいいでしょう。

大変なのは検査前に腸を綺麗にする為の下剤と腸菅洗浄剤ですね。わたくしはトイレに行く回数が多かったみたいです。落着きがない性格がそうさせたのかもしれません。立て続けにトイレに出たり入ったりしていた時間帯はトイレでじっとマンガでも読んでればよかったかと思ってます。

10年後はそうしよっかな!

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