連載小説

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第二十九話 鮎祭り

その頃、慎也はウキウキした気分で熟女パブの前に立っていた。そしてある事に気づいた。 「あっ!千佳ちゃんに渡す誕生日プレゼント家に忘れた...」 慎也は千佳のために結構な金額のプレゼントを用意していた。 「仕方がねぇ...戻...
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第二十八話 順子宅へ

「慎也の事、順子に紹介すんから一緒に部屋まで行くべな!」久美子は慎也を順子に紹介するつもりだ。 「えっ!いやいや大丈夫ですよ!」 「何言ってんだい、こっちでお世話になったし紹介ぐらいさせろよ!」 「んまぁいいんすけ...
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第二十七話 その頃昌也は

その頃昌也はフィリピンパブに向かって歩いていた。 慎也宅の鍵を渡された昌也だったが渡された鍵でマンションに入ることはできなかった。 昌也が受け取った鍵にはにおもいっきり「DAIHATSU」と刻まれていた。 昌也は慎也宅に入...
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第二十六話 大トロサンド登場

店に戻った大将が「今見送ったお客さん、店に着たの初めてだよな?」とみよしに言った。 「そうね、なんで?」 「俺の事あきらくんって呼んだんだよ...」 「そうなの?」 「うちにきて俺の事あきらくんなんて言うお客さんいな...
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第二十五話 玉子焼き

「そういえばなんでこのお店来たかったんでしたっけ?」 「友達が厚木に行くんなら秋間寿司行った方がいいって教えてくれたんだって言っただろうがよ!」 「そうでしたね...知り合いって厚木の人なんすか?」 久美子はサングラスをず...
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第二十四話 秋間寿司へ

エレベーターをに乗り込んだ慎也が久美子に訊いた。 「どこに付き合えばいいんですか?」 「寿司屋なんだけど『秋間寿司』って寿司屋知ってるかい」 「俺ホルモン屋ばっかりで寿司屋で飲んだことないんですよね」 「使えないねで...
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第二十三話 パーフェクトチャレンジ

久美子の言ってる事は正しかった。何度も言うが慎也はここ一番の時の集中力に欠けていた。  慎也は気を取り直して10フレ3投目アドレスに入った。  「ふぅ、まだ行ける!」慎也は自分に言い聞かせる。 「俺もローダウンで投げてみる...
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第二十二話 200超えないと…

 久美子の2投目はヘッドピン左横をとらえたがまたしても10番ピンが残ってしまう。 「立ち位置変えてみるか」久美子はブツブツ言いながら引きあげてきた。 一本残ったピンもなんなく倒し、連続でスペアを獲得した。 慎也に向かって右...
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第二十一話 勝負開始!

慎也は備え付けの布でボールを丁寧に磨きながらピンの方を見ていた。 すると久美子が「11ポンド?男のくせ随分軽いボール投げるんだねぇ?」続け様に「情けない!」と言い放った。 慎也は心の中でつぶやいた。 「そんな事、言ってられ...
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第二十話 次の店へ

「おい慎也!」 「はいなんでございましょう」 「次の店は決まってるのかい?」 「いや...別に決まってませんけど...」 「せっかく厚木に来たんだから厚木と言ったらこれ!ってもんよろしく!次はあたいが払うからね」 ...